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悲願を達成したおもちゃ

○19:11_『今日はサンマルクの気分!』より

一か月前の記事になりますが、私としてはとても気に入った内容でしたのでEverNoteにメモした話があります。
製品名は代わりに●●と書きますね。

あなたも一度は必ず耳にしたことのある商品だと思いますので、何のことを言っているのか考えながら読み進めてみてください。
正解は最後に。

 

■男の子向け

それは北欧にある会社。

1930年に創業され、長年、販売を続けてきた同社の人気商品●●は80年以上もの間、今も世界中で愛されています。
もちろん、それは日本も例外ではなく、多くの子どもたちが遊んでいます。

いえ、一つ、誤りを言ってしまいました。
●●は大人も一緒になって、遊ぶことに夢中にさせる魔法のおもちゃなのですから。

私が●●に初めて触れたのは小学生の中学年のころだったと思います。
何ごとにも興味津々な年頃でしたので、ひたすら弄り回し、壊したり、組み立てたり、並べて見せたり、時には舐めたりしていました。(いま思えば、汚いですね(笑)

私がこのおもちゃに関して特に覚えている光景は、ある時、テレビで●●を使ったコンテストの様子が放映された時のことです。
それは、父さんと同じ年の大人たちが、いま自分が触っているものと同じおもちゃを手にして、何十時間もかけて競い合っている様子でした。

そして、素晴らしいもの、芸術と云えるものを作り上げた時の驚き。

「お父さん、これ作れる?」
「・・・・」

簡単ですが、どこか記憶に残る忘れられない光景となりました。

 

私は正直に言うと、飽き性な子どもでしたので、その後すぐに●●で遊ぶことを辞めましたが、デパートなどで視界の端に移ると「あっ」と気が付くことはよくあることです。

しかし、そんな●●にも人気が出ないターゲットがいました。

それは、”女の子”です。

男性陣の心をつかんだ●●。
女性でも遊んだ人は多いと思いますが、この会社のマーケット部門は常に考えていました。

人気が出ない

何に興味をもってくれる分からない

2007年のある日、会社で当時のデザインマネージャーに渡されたメモには

「真に●●の製品でありながら本当に女の子向け商品を開発するために」

と書かれていたそうです。

その後もいくつものシリーズを売り出し、女の子の関心をつかもうとデザイナーとマーケッターたち。

そして、大きくヒットしたのは2012年。
この年は、80年間、女性の心をとらえることが出来なかった●●が大きく飛躍した年になりました。

ですが、やっとの成功と共に、一緒に呼び寄せたものもあります。

それは、女性団体からの抗議文です。

 

■「最低の商品ね!」

そう問われたなら、あなたはどうしますか?

ショックで寝込みますか?

すぐに引っ越しして、その人がいない場所へ行きますか?

もし、女性団体からの抗議文があなたのもとに届いたらどうしますか?

 

ちなみに同会社のシニアデザインマネジャーは
「われわれとしては論争が収まるのを待つしかなかった」
と答えています。

つまり”引き返すことをやめない”を選んだのです。

確かに落ち込む気持ちはわかります。
ですが、もし売らなかったらどうなるでしょうか?

あなたの商品に大いに満足してくれた人を裏切ることにならないでしょうか?

例え、99人の名前が並んだ抗議文が送られたとしても、
1人の人が幸せになっているのであれば、辞めるべきではないでしょう。

むしろ、なぜその1人が幸せになれているのかを丁寧に説明して、一人でも多くの理解者を増やす活動をするべきです。
逃げて引っ越す場合じゃありませんよ!

●●を売っているこの会社は、多くの女の子を喜ばせました。
より多くの、一人でも多くの子どもに楽しみを提供しました。

だからこそ、”売ることを辞める”を選ばないのではないでしょうか。

 

私は売ることに弱気にならないで欲しいと思っています。

一生懸命に作り、シワの無いようにラッピングして、後は「はい、どうぞ」の状態で怖気図いている人がいます。
正直に言うと、そんな人に対して今日の記事を送りたいです。

 

最後に、●●はデンマークに本社を置く『LEGO』です。
記事はコチラから
http://on.wsj.com/1PXLyiP

今回もお付き合いいただいたあなたに、最大限の感謝を込めて。

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